TSUNAGU株式会社

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専門知識を活かせる職場。地域の雇用維持の一役を担いたい。

専門知識を活かせる職場。地域の雇用維持の一役を担いたい。

プロフィール

氏  名|片柳文彦

担当部署|アナリスト

経  歴|司法書士事務所出身。アナリストとしてバックオフィス業務と、譲受先の探索および交渉業務を担う。

TSUNAGUで働きはじめたきっかけ

私は栃木県の西那須野で祖父の代から司法書士事務所を営む家庭に生まれました。司法書士というのは親の代から事業継承をしていくケースが多く、私も3代目として事業を承継していく予定でしたが、時代の変化や家庭の事情により廃業という選択を取らざるを得ませんでした。

これまで代々お世話になったお客様に対して申し訳ない気持ちと、従業員にとっても雇用を失う形となってしまい、廃業という決断は大変心苦しいものでした。一方で、そんな中でも支えてくださったお客様や従業員に対する感謝の想いと、これまで取引いただいた方々とのつながりや自分自身の経験を活かしながら、地元地域の方々に恩返しができたらと思うようになりました。

転職先を検討しているタイミングでは別の司法書士事務所からのオファーもありましたが、WEB検索で行き着いたTSUNAGUの求職情報にあった、【地域の雇用の維持・創出に貢献したい】という理念に惹かれました。

司法書士の仕事は企業にとって欠かせないものではありますが、「今ある事実」を登記していく仕事です。せっかく転職するのであれば、これまでの知見を活かしながら新たな価値を創造していく仕事がしたい。そう思いTSUNAGUへの応募を決意しました。

正解のないM&Aにおいて人の想いを慮る力

高く売りたい売り手と安く買いたい買い手、それぞれの事情を汲み取りながら論点を論理的にまとめつつ、双方の気持ちにも寄り添って落とし所を探っていく…入社後実際にM&A案件に携わるとその難しさを何度も痛感してきましたが、「自身が当事者だった場合、どういう気持ちや考えになるか想像してアドバイスをすべきだ」という上司の言葉が強く印象に残っています。

司法書士の仕事には「法律」という一つの絶対的な正解、ゴールがありますがM&Aには正解が一つではありません。企業様ごとの事情も状況も全く異なりますし、従業員、設備、不動産、法律、税金…と考慮すべき論点が数多く存在します。加えて、最後は事業や会社に人一倍思い入れの強い経営者様の「人」としての気持ちも決断に大きく影響するため、幅広い知識を要するだけでなく「人の想いを慮る力」が不可欠なのです。

単なる「企業同士の売買の仲介」という次元を超えて、企業と企業、人と人の想いもつないでいかなければ成約後も事業は立ち行かないし成長も見込めない。日々その難しさを感じていますが、同時に司法書士時代には感じられなかったやりがいも感じています。

TSUNAGUの強みは特性を活かし合い、補い合えるチームワーク

問題解決に向かうための高い専門知識と判断能力、そして常に先の先を見据えた目的意識の高さがTSUNAGUの魅力です。

そしてお互いの特性を活かし合い、補い合えるチームワークがあります。TSUNAGU入社当初、創業メンバーの大半が同じ地方銀行出身者ということもあり、そのコミュニティーの中で司法書士出身の私がやっていけるか不安もありました。しかし、どのメンバーも温かく迎え入れてくれ、まだ知識の浅かったM&Aに関する知識も手取り足取り教えてもらいました。

強い仲間意識を持ちながら、全く違う畑から来た人間にもオープンで長い目で成長を促す柔軟な思考を持ち合わせていることがTSUNAGUの魅力の一つです。

営業メンバーが大半のTSUNAGUの中で、私は主に前職の経験を活かして契約書まわりの業務をバックオフィスからサポートしていますが、今後さらに多方面にわたる提案や対応を可能にするためには、IT分野など様々なバックボーンや能力を持った人材が不可欠です。

専門性の高い人材がお互いの得意を活かし合うことで、さらに強く多様性のある会社に成長していけると確信しています。そしていずれM&Aに限らず「経営の相談ならTSUNAGU株式会社」と認知していただけるような、栃木県で唯一無二の会社に成長していきたいと考えています。

TSUNAGUで挑戦したいこと

M&Aアドバイザーとして私はまだ学びの途中ではありますが、これまで培ってきた法的専門知識や人脈を活かして、まずは「M&Aが経営戦略の一つとして当たり前手段」という認識を地元地域に根付かせたいという想いがあります。

多くの企業はまだ廃業という選択肢しか視野になく、M&Aにはマイナスイメージが根強いと思います。ですが、一度失われたらもう二度とは元に戻せない技術や信頼、雇用もあり、廃業はその企業だけでなく地域にとっても大きな損失です。

廃業の前にできることは本当にもう何もないのか、手遅れになる前にM&Aが一つの戦略として検討されるだけでも、事業継承できる企業はまだまだたくさんあると考えています。

私の地元、西那須野からもほど近い那須塩原の温泉街でも個人商店の廃業が続き廃墟も増えてきていますが、少しでも多くの企業が存続・発展し、地域の雇用維持の一役を担うことができたら。それが私自身の目標であり、TSUNAGUで成し遂げたいことです。

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