TSUNAGU株式会社

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成約後の人生にも心を尽くし、M&A業界全体を見据える。

成約後の人生にも心を尽くし、M&A業界全体を見据える。

プロフィール

氏  名|村上智昭

担当部署|群馬オフィス長 兼 マネージャー

経  歴|地方銀行出身。TSUNAGUの立ち上げからM&A事業に携わり、PMIを見据えた数多くのM&A成約実績と、顧客からの深い信頼を得た幅広いコンサルティング業務を提供。

TSUNAGUで働きはじめたきっかけ

私は社長の斎藤と共に創業メンバーとして、TSUNAGUの立ち上げからM&AやPMI事業に携わってきました。前職は地方銀行にて、地域企業様のサポートをしてきました。

地域に根ざした銀行で多くの経験を積む中、銀行だからこそ提案できる案件もある一方で、どうしても案件規模的に提案が難しい小規模企業様も多くありました。また金融支援以外にも地域企業のためにできることは数多くあるのではないかという想いからTSUNAGUの立ち上げに携わりました。

当時「M&A」というと、都内の大資本が地方の中小企業を買収していくイメージが強く、北関東を中心に今のTSUNAGUのようなマッチング内容を実現している企業はありませんでした。

せっかく新しい会社を立ち上げるのだから、銀行員時代にはできなかったことを成し遂げたい。そして他のM&Aコンサル企業とは異なるやり方で地域企業に貢献したいと思い、M&A成約で終わらないその後の事業成長のためのPMIを含めた幅広くきめ細やかな提案を強みに活動してきました。

M&A成約後の売り手の人生にまで心を尽くす

我々は専門知識と柔軟な発想でより良いマッチングを目指してM&A、PMIのご提案をしていますが、実はマッチング提案以外にもかなり細かく多種多様なご相談にも対応しています。

その内容は「売り手様の売却後の生活」についてまでアドバイスをすることも。60-70代で会社を手放す決断をしたとして、退職金、事業や株式の売買などで一時的にまとまった資金は手に入りますがそこから成約の手数料の支払いもありますし、その後も売り手経営者様の人生は続きます。生活費は月々どのくらいかかっているのか、他に収益はあるのか、住宅ローンはあるのか…

会社の譲渡を検討される多くの企業は借金を抱えていることが多く、長く続く経営難の状況から早く解放されたいという気持ちが先走って冷静な判断が難しくなってしまうケースもあるのです。売買の判断が後の後悔につながらないよう、事業売買以外のアドバイスも欠かさないようにしています。

売買が成立しても、その後の企業や人が幸せになれなければそれは良い選択だったとは言えません。M&Aは間違いなく事業継承のための一つの有用な手段ですが、その決断は本当に悔いのないものかどうか。関わる全ての人にとって「終わりではなくはじまり」であるM&Aの成約が、売り手にとっても買い手にとってもより良いスタートになるように、できる限りの提案とサポートに努めています。

M&A成約後、経営者さまから別の顧客様をご紹介いただくケースも多いのですが、それは苦しい葛藤を抱えながらも「事業と従業員を守る決断ができた」ことへの実感とTSUNAGUとのやり取りの中で信頼を寄せていただけたからかなと思います。

提案しているのは事業継承を目的としたM&Aですが、私たちはその先の人の人生にも少なからず役立てているのかなと思っています。

TSUNAGUの強みは成約後の企業成長とM&A業界全体を見据えた高い視座

規模が小さい企業ほど経営難に陥った際の選択肢が少なく、資金やM&Aのような手段を必要としているのに対して、大きい銀行やM&A企業ではどうしてもそういった小規模案件にまで手が回らない。しかしそのジレンマは、裏を返せばTSUNAGUのような少数精鋭のM&Aコンサルタント企業の手腕が活かされる場でもあります。

同業を案件を奪い合うライバルとしてではなく、得意な分野や規模で棲み分けながらM&A業界全体を活性化させていく同士と捉え、M&Aがもっと有用な手段として認知されていくことを考える方が重要だと考えています。
何万社と承継不足企業がある中で、TSUNAGUはあらゆる経営者がM&Aを事業継承の選択肢として認識していく状況を目指していますし、小規模案件にも柔軟に対応しながらも、そういった高い視座を持って取り組んでいることが強みと言えると思います。

また、これまで携わってきた案件は私自身どれも「成功事例」と言い切ることは難しいと思っています。それはM&A成約はスタートに過ぎずその後何年、何十年と試行錯誤を繰り返してはじめて事業成長につながっていくためです。

本当の意味でM&Aが成功だったと言える日がくるように、PMI事業を通して成約後の悩みにも真摯に寄り添う姿勢も、TSUNAGUの魅力と言えると思います。

TSUNAGUで挑戦したいこと

2020年の創業からTSUNAGUと共に成長してきた中で、M&Aの仲介企業として地域では一定の認知と評価をいただけるようになった一方、TSUNAGU自身のブランディングもより明確にしていくタイミングにきているように感じます。

TSUNAGUが「事業継承の先にある新しい価値」を生み出していくためには一緒に成長してくれる人材と共に、今よりさらに多方面において地域企業に貢献できるような「新しいTSUNAGU」を目指す必要があります。

M&A業界に対して、大きな金額の動く華やかな世界を想像している人も多いと思いますが、実際には専門知識への地道な学びが不可欠な上に日々の現場でのやり取りは泥臭い場面がほとんどです。

そして綺麗事では成立しない決断の場でありながら、最終的な契約を前に人の心は大きく揺れ動く。「合理的な判断」と「人の機微への理解」を両立させながら企業と人に寄り添わなければならない難しい仕事だと思います。

それでもTSUNAGUでしかできない仕事や、この仕事でしか感じられないやりがいも多くあると思います。挑戦すること、人と関わることを楽しみながら地域をより良くしていきたい。そんな想いを共にできる仲間と一緒に、これからのTSUNAGUをかたちづくっていけたらと思います。

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